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映画とドラマ 概要&あらすじ+好き勝手感想文

テレビやネットで視聴した映画とドラマの概要とあらすじ、そして好き勝手に書き散らした感想文です。

「塔の上のラプンツェル」概要&あらすじ 「ここから後はネタバレ注意!」の警告つき

ディズニー社初のフル3DCGによるプリンセス・ストーリー

塔の上のラプンツェル」は、2010年公開のアメリカ映画。ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオが手掛ける50作目の長編アニメーションです。

同社のプリンセス・ストーリーに初めてフル3DCGが採用された記念すべき作品です。

日本では翌2011年に公開されました。

 

 

監督/バイロン・ハワード & ネイサン・グレノ

脚本/ダン・フォーゲルマン

製作総指揮/グレン・キーン & ジョン・ラセター

 

塔の上のラプンツェル」の原案は、製作総指揮のグレン・キーンが長年温めてきたもので、当初はグレン・キーンが監督を務める予定になっていました。キーンは当初、2Dアニメーションで製作することを望んでいましたが、ディズニー・アニメーション・スタジオ側の要望により3DCGで製作することになったという経緯があります。

そのため、なるべく2Dの手描きの温かみを感じさせる質感を大切に製作されました。

 

2015年6月に掲載されたNEVERまとめによると、「塔の上のラプンツェル」の全世界での興行収入は、ディズニーの長編アニメーションの中では代10位。ちなみに、1位は「アナと雪の女王」でした。

 

 

 

主要な登場人物と声優

 

The Art of 塔の上のラプンツェル(ジ・アート・オブ 塔の上のラプンツェル) (WALT DiSNEY PICTURES)

The Art of 塔の上のラプンツェル(ジ・アート・オブ 塔の上のラプンツェル) (WALT DiSNEY PICTURES)

 
 ラプンツェル

幼い頃に魔女の手により城から連れ去られたプリンセス。若返りの力を秘めた長い金の髪をもち、森の中の塔の上に魔女と2人で住んでいます。幼い頃の記憶はなく、魔女を本当の母親と信じ込んでいます。

 

声優/マンディ・ムーア ラニー・ローズ・ステイン(幼少時)

日本語吹き替え/中川翔子 小此木真理(歌) 諸星すみれ(幼少期)

 

フリン・ライダー

悪党のスタビントン兄弟と組んで、城から王女のティアラを盗み出した若き盗賊。城の衛兵に追われ、逃げる途中でスタビントン兄弟を裏切り、ティアラを独り占めして逃走します。本名はユージーン・フィッツハーバート。

 

声優/ザッカリー・リーヴァイ

日本語吹き替え/畠中洋

 

ゴーテル

ラプンツェルの髪がもつ若返りの力を知り、その力を独り占めするため城から赤ちゃんのラプンツェルを連れ去り、森の中の塔に閉じ込めている魔女。ラプンツェルの髪の力で若い容貌を保っていますが、じつは長い時を生きる老婆です。魔女だということは隠し、ラプンツェルには良い母親を装って塔で一緒に暮らしています。

声優/ドナ・マーフィ

日本語吹き替え/剣幸

 

パスカル

ラプンツェルの友だちのカメレオン。

 

マキシマス

城の衛兵隊長が乗る白馬。仕事熱心で、衛兵隊長がいなくても一人で盗賊フリンを探し追い詰めます。犬のように鼻がきき、身体能力も並外れて高く、さらに執念深いので、フリンを捕える直前まで追い込みますが、ラプンツェルの懇願に負け、1日だけの協力を約束します。愛称はマックス。

 

あらすじ 「ここから後はネタバレ注意!」の警告つき

太陽の雫から黄金の花が生まれた

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むかし、輝く太陽の一滴が地上に降り注ぎ、そこに黄金の花が咲きました。それはどんな病気もケガも治してしまう奇跡の花。王国に広く伝えられているこの伝説の花がどこにあるのか、国王も王妃も国民も、誰も知りません。なぜなら、草で編んだ覆いをかぶせ、魔女ゴーテルがこっそりその力を独り占めしていたから。

 

国王と王妃はとても仲の良い夫婦です。王妃は待望の赤ちゃんを授かりましたが、重い病に倒れてしまいます。

 

このままでは王妃の命が危ない!

そうだ、あの伝説の花を探すのだ!

 

国王の命に従い、城の衛兵たちはこぞって伝説の花を探し求めます。でも、なかなか見つかりません。

 

そんな衛兵たちの姿をしり目に、魔女が伝説の花の元にやってきました。草で編んだ覆いを取り去り、若返りの歌を歌うと、じつは400歳にもなるはずの魔女の姿は見る間に若返っていきます

 

伝説の花の奇跡は、歌を歌うことで肉体の時を戻してしまうものだったのです。

 

若返った魔女は満足し、いつものように黄金の花に草で編んだ覆いをかぶせてその場を立ち去ります。

 

でも、いつものようには行きませんでした。立ち去るときに草で編んだ覆いがずれて、伝説の黄金の花は城の衛兵に見つけられてしまったのです。

 

伝説の花を摘み取り煎じて飲ませると、王妃の容体はよくなり、無事、女の赤ちゃんを産み落とします

 

困ったのは魔女ゴーテルです。あの花の奇跡がなければ、ゴーテルの体は年を取ってしまいます。城に忍び込み、魔法の花の力を得て生まれてきた赤ちゃんプリンセスをみて、ゴーテルは気が付きます。赤ちゃんの髪が、あの黄金の花と同じ金色に輝いていることに。

 

花の魔力が赤ちゃんの髪に宿っていると確信したゴーテルは、赤ちゃんの髪を一房、切り取ります。ところが、切り取られた髪は茶色に変色してしまいます。どうやら髪を切ってしまうと魔力がなくなってしまうようです。

 

ゴーテルは金色の髪に宿った魔力を自分のものにするために、城から赤ちゃんプリンセスを連れ去ります

 

深い森の奥に建つ塔に、髪の長い少女が住んでいる

森の奥深く、断崖に囲まれた人目につかない場所に高い塔が建っています。塔の上に住んでいるのは21mもの美しい金色の髪をもつ少女と、縮れた漆黒の髪をもつその母親

 

少女の名前はラプンツェルといいました。

 

塔の高さは15m以上もあるでしょうか。出入り口は、空に開いた窓だけです。母親はラプンツェルに言います。

 

外は悪党ばかりの恐ろしい場所。

おまえはこの塔にいればいいのよ。

外になんて興味をもってはいけないわ。

 

買い物に出かけるのは母親の役目で、ラプンツェル長い髪をロープがわりにして、母親を塔から降ろしたり、引き上げたりしています。

 

こうしてラプンツェルは塔から一歩も出ることもなく、18歳を迎えようとしています。友だちは一匹のパスカルと名付けたカメレオンだけ。

 

でも、ラプンツェルには夢がありました。

 

毎年決まって自分の誕生日の夜にだけ、遠くの空に無数の明かりが灯るのがとても不思議に思えていて、その灯りを間近で見てみたいと願っていたのです。そのためには、塔から外に出なければいけません。

 

あのね、お母さん。

わたし、誕生日にお願いがあるの。

 

思い切って母親に灯りを見に行きたいと訴えるラプンツェル。でも、まるで相手にしてもらえません。何度も懇願すると、ついに母親は怒りだしてしまいます。

 

そうです。

 

ラプンツェルは赤ちゃんの頃に城から連れ去られたプリンセスで、黒髪の母親は魔女ゴーテルだったのです。

 

自分の若さを保つために必要なラプンツェルの髪をゴーテルが手放すはずがありません。

 

わたしはあなたのためを思って言っているのよ。

さぁ、この話はもうおしまい!

 

あの手この手でラプンツェルが外に出るのを阻止するゴーテル。「外は悪党でいっぱいの怖いところ」「ここにいれば安全」「あなたを愛しているのよ」と、嘘を並べてラプンツェルの心をつなぎとめるのに必死です。

 

王国一の盗賊フリンがラプンツェルをエスコート

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その頃、城に3人の盗賊が忍び込み、プリンセスのために作られたティアラを盗み出します。首謀者の一人はお尋ね者として名高いフリン・ライダーです。城の衛兵たちは3人の盗賊を追いかけます。

 

逃げたフリンとスタビントン兄弟の3人の盗賊たちは途中で仲間割れを起こし、フリンはティアラを独り占めして行方をくらまします。怒るスタビントン兄弟はフリンを追います。

 

城の衛兵隊長を乗せた白馬のマキシマスは、とても仕事熱心な馬です。衛兵隊長を振り落としても構わず、自慢の鼻を頼りにフリンを自力で追いかけます。

 

こうして大勢の城の衛兵と白馬マキシマス、スタビントン兄弟から追われる身になったフリンは、逃げている途中で偶然、魔女の塔を見つけ、塔の上に忍び込みます。

 

外は悪党だらけの怖いところと聞かされて育ったラプンツェルは、侵入してきたフリンをフライパンで殴り倒して気絶させ、クローゼットに閉じ込めます。

 

フリンをのしたことで自分の力に自信をもったラプンツェルは、買い物から帰ってきた母親にもう一度、誕生日に外に出たいとお願いしようとして言い出せず、

 

わたし、誕生日プレゼントに白い絵の具がほしいの

 

と、嘘を言ってしまいます。白い絵の具は遠くの町まで行かなければ手に入らないので、往復で3日かかると難色を示すゴーテルですが、ついにラプンツェルの願いを聞き入れ、出かけてゆきます。

 

3日間の時間を得たラプンツェルはフリンに取引を持ち掛けます。

 

今日の夜、空に上がる灯りのもとにわたしを連れていき、またこの塔まで帰してくれたら、あなたにティアラを返しましょう、

 

と。

 

あれは生まれてすぐに行方不明になったプリンセスのために、どこかで見てくれるかもしれないとプリンセスの誕生日の夜にあげられているランタンなのだと、フリンから聞いたラプンツェルは興味津々です。

 

こうして王国一の盗賊フリンがラプンツェルを城までエスコートすることになりました。

 

空に浮かぶ無数のランタンを舟から見上げるラプンツェルとフリン

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母親のいいつけに背いた罪悪感と、外に出られた開放感のはざまで揺れるラプンツェルの様子に驚くフリンは、とりあえず腹ごしらえをしようと、とある酒場に誘います。

 

そこには見るからに悪党ズラした荒くれ男たちが集まっていました。やはり外は怖い世界なのだと思い知らされたラプンツェルですが、思わず口走った一言で、一気に男たちの心を変えてしまいます

 

 わたしには夢があるの! あなたもあるでしょう?

 

男たちは、心に秘めていた自分の夢を思いだします。

ある者はピアニストになりたかったし、ある者はかわいらしい恋人が欲しかったし、ある者はパントマイムの演者になりたかったのです。すっかり意気投合したラプンツェルと男たち。

 

そこに、城の衛兵がやってきますが、男たちの機転でラプンツェルとフリンは地下道を抜けて衛兵から逃げることに成功します。しかし、やや遅れて衛兵も地下道に気が付き、フリンとラプンツェルを追いかけます。

 

地下道で衛兵に追われ、白馬マキシマスに追われ、水が上がってきた地下道に閉じ込められそうになりながらもラプンツェルの髪のおかげで危機を切り抜ける二人。その二人のさらに上を行く身体能力をもつマキシマスに追い詰められるのですが、最後にはマキシマスと1日かぎりの協力の約束を取り付けます。

 

今日はわたしの誕生日なの。

今日だけ、お願い!

 

ラプンツェルにこう言われては、名馬マキシマスも断れなかったようです。

 

二人と一頭は、ついにお城にたどりつき、舟の上から空いっぱいに浮かぶオレンジ色のランタンを見つめるラプンツェルとフリンラプンツェルの夢がとうとう叶いました。とても幻想的な夜に二人の心は急接近していきます。

 

最高潮に盛り上がるラプンツェルとフリンです。キスを交わそうとしたそのときに、フリンは岸辺にイヤなものを見つけます。そう。裏切り、王女のティアラを横取りしたかつての相棒、スタビントン兄弟です。

 

 

ついに心を通わせ合うラプンツェルとフリンに忍び寄る暗い影。フリンのかつての相棒スタビントン兄弟と、スタビントン兄弟と手を組んだ魔女ゴーテルです。

 

ラプンツェルとフリンはこの先いったいどうなるのでしょうか?

 

ラプンツェルが城の国王と王妃の元に帰れる日はくるのでしょうか?

 

 

-----ここから後はネタバレ含みます-----

 

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-----ここから後はネタバレ含みます-----

 

わたしは連れ去られた王女だったのよ!

一方、予定より早く帰ってきた魔女ゴーテルは、塔の部屋にラプンツェルが隠したプリンセスのティアラを見つけて、何事かが起きたのを察しラプンツェルを探しに出かけます。 やがて森の中でフリンを血眼で探しているスタビントン兄弟を見つけ、成り行きを知ったゴーテルはスタビントン兄弟と手を組みます。

 

フリンと一緒に舟からランタンを見上げていたラプンツェルですが、ロマンティックな時間はスタビントン兄弟により台無しにされてしまいます。岸辺に現れ、フリンに合図を送っているのです。

 

ラプンツェルのことを大切に思うようになったフリンは岸辺に舟を止め、スタビントン兄弟と決着をつけようと一人、スタビントン兄弟の待つ暗がりに姿を消します

 

フリンへの復讐に燃えるスタビントン兄弟が、そうやすやすとフリンを許すはずはありません。フリンを気絶させると手に王女のティアラを握らせ、舟にしばりつけて池に流します。夜の暗がりに浮かぶその姿は、まるでフリンがティアラをもって一人で舟で逃げたように見えます。

 

フリンが王女のティアラをもって逃げたかのように見せかけられてしまったラプンツェルは落胆します。そこに都合よく現れた魔女ゴーテルに涙ながらに駆け寄ります。ゴーテルは優しくラプンツェルを慰めます。

 

ほらね、お母さんの言ったとおりだったろう?

外は悪党ばかりだと。

 

結局フリンはティアラだけが目的のただの盗賊だったのだと思い込み、ラプンツェルは失意のうちにゴーテルに連れられ塔にもどります。

 

塔にもどり、自分の部屋で膝を抱えて泣いていたラプンツェルですが、城下町から持ってきた王国の太陽の紋章が描かれた旗を見ていて、唐突に、自分が連れ去られた王女なのだと悟ります

 

あなたはお母さんなんかじゃない。

わたしをお城に帰して!

 

いきなり真実をつきつけられ、「なにをバカなことを言ってるんだい」と最初のうちはごまかしていたゴーテルですが、ついに本性を現しますラプンツェルとゴーテルはもみ合いに。でも、魔女にかなうわけはありません。

 

とうとうラプンツェルは身動きできないよう、縄とさるぐつわで、拘束されてしまいます

 

「その髪の色の方が似あっているよ」

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ティアラを手に池を漂っていたところを捕えられたフリンは、縛り首にされるため衛兵に引き立てられ城の中庭に連行されていきます。牢屋にはスタビントン兄弟も捕えられています。ここで縛り首になったのでは、ラプンツェルを救えません。フリンは激しく抵抗します。

 

そこにやってきたのが、あの酒場にいた荒くれものたちです。男たちが衛兵の気を逸らしたところに突進してきたのが、白馬のマキシマス。マキシマスは、フリンを背に乗せ、大ジャンプで城から脱出します。目指すは、もちろん森の中のあの塔です。

 

塔の上にたどり着き、拘束されているラプンツェルを発見したフリンは、すっかり油断していました。物陰から現れたゴーテルにナイフで胸を刺されてしまいます。倒れるフリン。このままでは、フリンが死んでしまいます!

 

一度は見損なったフリンですが、母親のふりをしていたゴーテルこそが自分を長い間だましていた誘拐犯なのだと知ったラプンツェルは、フリンを誤解していたことに気がつきます。やっとのことで口をふさいでいた布を外したラプンツェルはゴーテルに約束します。

 

わたしに彼を治させて。

そうしたら、もう一生ここから出ないから!

 

取引は成立です。ゴーテルはラプンツェルの縄を解き、ラプンツェルはフリンのもとに駆け寄ります。

 

ラプンツェルが金の髪の魔法でフリンを癒そうとしたその瞬間、床に散らばっていたガラスの破片を拾い上げたフリンはラプンツェルの髪をばっさり切ってしまいます。魔法の髪はその力を失い、その証拠に金色の髪は見る間に茶色に変色してしまいました。

 

あまりのことに動揺を隠せないゴーテル。ふらふらとよろめくゴーテルを、フリンは渾身の力で窓から突き落とします。塔から墜落したゴーテルは、魔法の加護が切れたためか、塵となって消滅します。

 

「オレ、前に言わなかったっけ? その髪の色の方が似あってるよって」

 

最期の力を振り絞ったフリンは、キザな言葉を口走りながら、ついに瞼を閉じます。命の灯が尽きたのです。悲しみに涙するラプンツェル

 

ラプンツェルの輝く涙がフリンの頬を濡らしたそのとき、フリンの胸の傷口から金色の光の糸が束となってほとばしります。

 

愛する人を思う涙が奇跡を起こしたのです。

 

魔法の力で死の縁から蘇ったフリンとラプンツェル城の国王と王妃のもとを訪れます。王妃はすぐにラプンツェルが18年前に連れ去られたプリンセスだと気がつきます。

 

王国はプリンセスの帰還にわき、やがてラプンツェルとフリンは結婚し末永く幸せに暮らしました

 

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好き勝手感想文は次回!